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【No.133】コースト独り旅③~同期の任地訪問その3~ 

こんにちは。気持ちだけケニアからBenzoです。

昨日、主治医の先生から条件付きでケニアに帰任してもよいと言われ、

興奮して深夜2時ごろまでなかなか寝付けませんでした。(笑)

最終的な判断はJICA本部が決定するのでまだなんともいえないところなのですが、

また一歩前進といったところです。

ケニアに戻ったら何から手をつけようと布団の中で想いをめぐらせていたら、

意外にもやることがたくさんあってちょっと焦りました。

さて、そんな今日この頃の療養生活を送るBenzoですが、

今日は久々に4月のコースト旅行の話の続きを書きたいと思います。



さてさて、同期まこっちゃんの任地訪問も後半に入り

そろそろモンバサに移動をしようかと考えていたところ、

活動から帰ってきたまこっちゃんが「明日ウンダニに行こうよ。」

と、誘ってくれました。

ウンダニはボイの町からマタツで2時間ほど行ったところにあって、

標高もナイロビに近いため、コースと近くの町とはいえとても涼しい場所なのだとか。

なぜ、まこっちゃんが突然そんなことを言い出したかというと、

前にも書きましたが、彼はコンピューター技術の他に、

自主的に日本語教育の活動をしています。

で、その日本語の授業もただ教えるだけではいけないと言うので、

実践的なアウトドアレッスンをしたいと考えていたらしいのです。

そんな矢先、僕がひょっこりボイに現れたので、

普段、教員として関わっているまこっちゃんのヘルプとして

急きょ、アウトドアレッスンのお手伝いをすることになりました。

アウトドアレッスン当日の朝、ボイのマタトゥステーションに集合し、

その後、マタトゥ1台を借り切ってウンダニまで行くことになりました。

ウンダニでのアクティビティーはハイキング。

ハイキングをしながら実践的に日本語を使わせようと言うのがねらいでした。

デジカメを持っていったけど、

前の晩に充電するのを忘れて写真が1枚しか撮れませんでした。(爆)

その貴重な(?)写真がこれ。↓

IMG_0778.jpg

朝のマタトゥステージで生徒たちに今日の予定の説明と指示を与えるまこっちゃん。

話を全く聴こうとしない生徒たち。(爆)

生徒たちは日本語の勉強よりもハイキングのほうが楽しみに見えたのは言うまでもなく、

っていうか、間違いなくハイキングのほうが楽しみだったに違いないことでしょう。(笑)

それでも笑顔を絶やさずにニコニコしながら話をし続けるまこっちゃん。

えらいわぁ~。短気な自分なら切れて怒鳴って一括してしまう。。。

見習わないといけないですな。

写真からもわかるように、彼の生徒はすでに高校を卒業しているので、

年齢的には20歳前後の生徒さんたちがほとんどです。

感じ的には、日本で言う専門学校生をイメージしてもらえればいいと思います。

そんな生徒たちと日本人2人の日帰り旅行がスタートしました。

とは言え、いざアウトドアレッスンが始まってみると

生徒たちは日本語の勉強に熱心に取り組んでいました。

マタトゥの中から見える山や畑などの景色を見て、

「ムワリム(先生)、あれは日本語で何と言いますか?」と

スワヒリ語と覚えたての日本語を駆使しながらムワリムまことに聞いていきます。

ムワリムまことも自宅から持ってきたカレンダーの裏を使って単語を書いて説明していきます。

アウトドアレッスンでは、文法のおさらいも大切だとは思いますが、

こうした実物の風景や建造物を見て、

そこから日本語の単語に興味を抱くのもとてもいいことだと思いました。

ウンダニに着くと、休むことなく早速ハイキング開始。

生徒たちは間近に見る家畜や動物、

道の向こう側から走ってくる車やバイクを見ては、

ノートを片手に質問の嵐。

けれども、ハイキングとは言え登った山が険しかったため、

頂上付近になるとみんな日本語の勉強も日本語の指導もできなくなり、

いつの間にか英語とスワヒリ語を交えたフリートークへと発展していきました。

生徒の一人に、

「何でそんなに熱心に日本語を勉強するんだい?

ケニアで日本語を勉強してもあまり使わないんじゃないの?」

と尋ねてみると、生徒は、

「漠然としか計画していないけれども、この学校を卒業したら日本で働きたい。

日本でエンジニアとして雇ってもらえる会社に入るために日本語を頑張って勉強しているんだ。」

と、答えてくれました。

一般的に、協力隊員が派遣されている配属先の同僚や生徒などは、

日ごろ協力隊員と接する機会が多くなるせいか、

日本のことに大きな興味を抱いてくれます。

けれども、その興味が一人歩きをして大きな幻想を抱かせてしまうこともよくあります。

僕と話をした彼の場合も状況は同じで、

日本の外国人労働に対する法律の厳しさや難しさを全く知りません。

たぶん、多くの日本人もこのことに関しては無知なのではないでしょうか。

僕自身も、大学でたまたま少しだけ学んだので知っていますが、

大学で学ぶ機会がなければ、我関せずといった状態になっていたことでしょう。

けれども、そのことを今朝会ったばかりの初対面の彼に話すべきかどうかを悩みました。

色々と考えて、彼にはその話をするのを止めました。

彼は日本に大きな夢を抱いて、日本語の勉強を始めたばかりです。

これが自分の教え子であれば、愛情を持って辛い事実について話すことはあるか思いますが、

自分の教え子でもない青年の大きな夢の足を引っ張る権利は自分にはないと考えたからです。

それに、仮に日本でエンジニアとして働く道が閉ざされてしまったとしても、

今彼が学んでいる日本語がどこで役に立つかわからないからです。

彼のようにアフリカの国で語学に励む学生はたくさんいますが、

そのほとんどは、将来の生活と直結した現実的な目標になっていると言うのが印象です。

ただ、現実的な目標を持つのはいいことですが、

それに伴うプロセスや筋道の立て方を途上国の学生はほとんど知りません。

協力隊員がきっかけで、日本へチャンスを求めて努力を始める学生がいる中、

そうした彼らへ、プロセスや道筋の立て方を少しでも教えていくことが、

協力隊員に課せられたもう一つの責任であるのかもしれません。

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Posted on 2012/06/26 Tue. 05:08 [edit]

category: 旅行

thread: 青年海外協力隊(JOCV)  -  janre: 福祉・ボランティア

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まとめwoネタ速neo | 2012/06/26 16:00

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