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【No.109】親の心子知らず 

ここ最近軌道に乗ってきた放課後サッカークラブ。

今、ケニアは乾季まっただ中ですが、今年の乾季は去年の乾季と比べると厳しい。

湿気の多い日本の夏よりはまだましだけど、日差しは日本よりも強いケニア。

そんな厳しい乾季の中で毎日サッカーをする子どもたち。

90分間フルでゲームをすると、当然のどが乾きます。

日本の子どもたちのように水筒なんてものはないから、

学校のキッチンからもらってきた油の空きビンや

どこかから拾ってきたペットボトルを水筒がわりにして

ハーフタイム中にみんなで回し飲みする姿が最近よく見られるようになった。

けれどもそのビンはたいがい小さいので、みんなまともに給水できない。

そこでBenzoコーチは、2㍑のソーダのペットボトルと1㍑の水のペットボトルを2本ずつ用意することにした。

2つの寄宿舎でこのペットボトルを使い回せば、試合中に彼らが脱水症状や熱中症になる可能性は低くなる。

ということで、用意したのがこれ。

IMG_0642.jpg

因みに、ビンにはなんと書いてあるかというと、

『ゲームが終わったら、返却すること。』とスワヒリ語で書いてある。

こうやって書いておかないと、子どもたちは悪意なくどこかへ持って行ってしまうのだ。

このほかにもう1本ずつペットボトルを作った。

合計6㍑。これを22人でシェアすると、単純計算で一人当たり約272㍉㍑。

この4本のビンで22人の健康は守られるはず。たぶん。。。

ということで、今日からこのペットボトルを使おうと思って活動に持っていったけど、

今日はまた新たに別の事件(でもないけど)勃発。

昨日の不審者ほどではないけど、

今日試合に出る予定のSimba Jr.に、前の試合でイエローカードを累積2枚くらった上に、

審判に対して『ついでにレッドカードも出せや!』という暴言を吐いたやつがいて、

望み通りにレッドカードで一発退場にしてやった子どもが、『今日僕は試合に出るんだ!』と駄々をこね始めた。

当然そんな道理は通るはずがなく、審判の僕は断固拒否。

するとそのチーム全体が試合をボイコットしようとしたので、今日の試合を没収試合にした。

ここまではいいのだけど、ここから各チームの説得が大変だった。

まず、なんの責任もないのに没収試合になって、

週に数時間しかない楽しいサッカーの時間を奪われてしまったKifaru Jr.のところに行き、

不戦勝を告げて、勝点1を与えることを話した。

その後、今日の試合の予定ではなかったKifaru Sr.とSimba Jr.に今日のことを報告に行き、

今日の試合を没収試合にしたことのいきさつを説明。

この2つのチームにも次回の試合で出場停止処分をくらっている選手が1人ずついるため、

この2人にもしっかりと説明し、この2人は聞き分けよく理解した。

で、最後に今日の事件(でもないけど)のきっかけを作ったSimba Jr.の寄宿舎に行き、

子どもたちが納得するまでひたすら話し合う。

子どもたちは、『こいつのことを許してあげてよ。』とか、

『ムワリム、こいつに罰掃除をさせてゲームに出させてあげてよ。』などとのたまう。

本当にわかっていない。

仲間をかばうことがチームワークを良くすることだと思っている。

サッカーが上手ければ何をしてもいいと思っている。

そこのところが間違った考えだということを徹底的に子どもたちに話した。

まぁ、でも仕方がないと言えば仕方がない。

今まで彼らが受けてきた教育が罰掃除や体罰による責任の果たし方だったのだから。

でもそれは結果として考える時間や葛藤する時間を子どもたちから奪っていると僕は考えている。

だから、今日はその場で子どもたちにそのことを繰り返し強調して話した。

『俺はおまえらを叩かない。けど、お前らに時間をかけて考えて欲しいからペナルティーがあるんだ。

なんでイエローカードやレッドカードをもらったのか、

何がいけないことだったのかを出場停止の期間中によく考えて欲しい。』

と何度も僕は繰り返して子どもたちに話をした。

最近、サッカークラブを運営していて、僕はこのことにすごくこだわっている。

去年11月にハートにシュートのイベントをやったときのこと、

ケニア中の更生学校が集まって、僕の配属先でサッカートーナメントをした。

結果、うちの学校が優勝したけど、正直なところ全く嬉しくなかった。

チームワークは散々、

悪意がなくてもファールをしたときは相手選手に謝らないといけないのに、

自分から謝ろうとしない。挙句の果てに、その逆で相手が謝っているのに、

その相手の誠意を全く受け入れようとしない選手がたくさんいた。

そんな子どもたちの実態が、コーチというよりも一人の人間としてとても悲しかった。

そこで、年明けの1月から再開したリーグ戦は、ルールの徹底を最大限に図った。

フェアプレーができなかったり主審や副審(子ども)に暴言を吐く選手には

容赦なくイエローカードやレッドカードを突きつけてきた。

案の定、うちの子どもたちは井の中の蛙(かわず)だった。

ちゃんとルールがわかっていなかった。

フェアプレーがどういうものなのか知らなかった。

自分本位に怒って、もらったペナルティーが

あとあとチームメイトにどんな迷惑をかけるのかを知らない子どもがほとんどだった。

でも、サッカーを心から愛する彼らだからこそ、

サッカーを通してコミュニケーションの仕方を勉強できるのだ。

その証拠に、1試合でも出場停止をくらうと、

その後の試合でサッカーに対する姿勢がガラリと変わる。

たった1試合の出場停止で、フェアプレーを心がけるようになるのだ。

しかも、驚くほど簡単に!

きっと、今の彼らにはサッカーしかないのだろうと思う。

今の彼らからサッカーを取ったら、きっと何も残らないのだろうと思う。

まだまだ、子どもたちとの駆け引きは続くけれど、

子どもたちに少しずつ変化が訪れているのは事実。

そんな子どもたちの成長が間近で見られることが素直に嬉しい。

打てば響くというのは正にこのことなんだなぁ。

結局、子どもたちは非行少年なんかではなく、教育の機会を奪われてきた被害者なんだと思う。

本当は、真っ直ぐで素直でたくましいやつらばかり。

今日も疲れた。けど、なんだかんだ言って子どもたちはいつも僕のことを待ってくれている。

にわか仕込みのサッカーコーチをいつも待ってくれている。

だから気持ちには気持ちで答えてあげたい。

明日もガチンコでぶつかっていこう!





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Posted on 2012/02/08 Wed. 19:53 [edit]

category: ボランティア活動

thread: 青年海外協力隊(JOCV)  -  janre: 福祉・ボランティア

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