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【No.103】自主出張 in カカメガ 

こんばんは。

今週は任地を離れてカカメガというケニア西部の町にいってきました。

カカメガ訪問のことの発端は、

4月以降に来るかもしれない大事なお客さんの

案内候補地としてカカメガを下見しておきたかったのと、

自分が活動する更生学校と同じ再犯リスクの子どもたちが収容されている

カカメガ更生学校を見学しておきたかったから。

水曜日に出発して土曜日に任地に戻ってきたけど、

金曜辺りから、配属先の子どものことが気になって気になって仕方なくなった。

今まで任地を長く離れても、そんなこと少しも思わなかったのに。



さて、カカメガ1日目。

村落隊員アベコの配属先訪問。

活動の概要を聞いて、自分の活動のこれからの展望について相談に乗ってもらった。

少し頭がクリアになる。

週明け、早速同僚の先生にアドバイスをしようと思う。

午後、目的のカカメガ更生学校に訪問。

ここでは、僕の配属先カベテ更生学校と同様に、職業訓練が行われている。

子どもたちの再犯リスクレベルもカベテと同じ。

唯一違うのは、カベテが5年生~8年生の学年があるのに対して、

カカメガは1年生から8年生までを収容している。

今回は、職業訓練の見学、特にカベテで新規で始まったベーカリーと服飾の見学をした。

正直な感想。機材はカカメガよりもカベテの方が充実していた。

でも、マネージメントの力はカベテよりもカカメガの方が上。

カベテが職業訓練の合計時間が1週間に3時間。

それに対して、カカメガは1週間に8時間。

カベテが3時間の職業訓練の中で、実習と理論を一緒に教えているのに対して、

カカメガは8時間を4時間づつに分けて、理論の時間と実習の時間をとっている。

カベテに職業訓練の教務主任がいないのに対して、

カカメガには職業訓練の教務主任がいて、職業訓練のマネージメントを行なっている。

同じ勤務体系、授業時間にもかかわらず、違いが出るのは学校の特色といえば学校の特色。

うちの同僚たちが仕事をサボっているとは全く思わない。

でも、どう考えたってこれは問題だ。

同じ環境とされる更生学校で、こうも教育に格差が生じてしまうのはよくない。

けれども、現在のケニアでは更生学校間をとりまとめるガイドラインがないため、

(本当はあるらしいが、全く機能していないらしい。)

それぞれの校長先生の考え方によって、各更生学校で教育の質やレベルが変わってくる。

僕は、カベテ更生学校のボランティアだから、

自分の施設だけでもその格差をできるだけなくしたいと考えるようになった。

特に職業訓練に関しては、子どもが手に職を付ける絶好の機会。

自分で生き抜く力を身につける絶好の機会だ。

その訓練の機会や内容に格差があっては、うちの学校の子どもたちが不利だ。

ということで、残りの8ヶ月はこうした外部の情報集めもしていこうと考えている。

ただ、自分からは積極的に意見はしていかない。

こういった学校のマネージメントにボランティアが口を出すのはあまり良くないからだ。

でも、情報だけならいくらでも提供できる。

僕が集めた情報に基づいて同僚たちがこれからの自分たちの学校マネージメントに

何を見出すのかはわからないけれど、情報があるに越したことはない。

彼らは彼らなりに色々と考えてやっている。

でも、闇雲に学校をマネージメントしても意味がない。

だからこそ今の彼らにとって、他の更生学校がやっている

学校マネージメントの情報が必要なのだと思う。

だから、彼らのために情報を集めようと思う。

さて、頑張って今週中にレポートを作って提出しよう!

次はどこの更生学校に行こうかな。



2日目、カカメガの森訪問。

ここは日本ではあまり有名ではないが、世界的には超有名な森だという。

ここにも環境教育の隊員が入っていて、活動をしている。

隊員の加藤さんはアフリカに9年住んでいて、

野生動物に関わる仕事をしながらタンザニアとケニアで生活してきた。

加藤さんのブログはこちら→ 僕は見習いナチュラリスト

カカメガの森はケニアでも有数の原生熱帯雨林を保護している国立保護区。

国立保護区の大きさは4,500ヘクタール、東京ドーム約10個分である。

森全体では23,000ヘクタール、東京ドーム約4,893個分もの大きさになる。

そんなとてつもなく大きな森ではたくさんの動植物が共存共生している。

そしてこの森が特有なのは、元々は西アフリカの森とつながっていて、

時代とともに環境が変化し、東アフリカのケニアに原生熱帯雨林が残ったこと。

だから、カカメガの森で見られる動物たちは西アフリカにいる動物たちなのだそうだ。

そして、今、カカメガの森では森林保護を行なっている。

目的は、生物多様性を守るため。

因みに、生物多様性をわかりやすく説明すると、

地球上の生き物がめ~っちゃたくさんいるっていうこと。

この生物多様性が、今、森林の減少によって失われようとしているそうだ。

今のままで行くと、カカメガの森は50年で生物多様性がなくなってしまうそうだ。

加藤さんからいろいろと話を聞いたけれども、

カカメガの森にまつわる話はとても興味深い。

話の内容を簡単に要約すると・・・



もともと植民地時代(ケニアはイギリスの植民地だった)にカカメガの森では金が取れた。

それを知った先進国が、カカメガの森を囲い込んでしまう。

森とともに生きていた人々は森から追い出される。

その後金はすぐに取れなくなってしまうが、森は囲い込みされたまま。

そのうちにたくさんの生物が生息していることが分かり、

現在では、ケニアの地方自治体によってカカメガの森が保護されている。



この話を聞くと、追い出された人たちがかわいそうと思う人もいるかもしれないけど、

実際に僕の心境はとても複雑。

人が追い出されたから、カカメガの森に生物多様性が残った。

きっと、金が取れなかったらこの森の原生林は今では残っていなかったと思う。

だから、環境保護の考え方からしたら結果オーライ。

でも、追い出された人たちは今まで森と共存していたのに、その生活が奪われた。

社会問題的に考えてみると大問題。

世の中には、教科書や問題集に載っている正解がある問題とは別に、

どんなに色々な人が一緒に考え抜いても正解が出てこない問題があることを、

久しぶりに再認識した。

結局僕もどっちがいいのかよくわからないのが正直なところ。

さて、Benzoはいつになったらキジムナーになれることやら。(笑)



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Posted on 2012/02/04 Sat. 02:43 [edit]

category: ボランティア活動

thread: 青年海外協力隊(JOCV)  -  janre: 福祉・ボランティア

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