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【No.89】別れ、新たな旅立ちへと 

昨日の昼間、自分が配属されたときからいたコーネリアスに声をかけられた。

「ムワリム(先生)!俺、明日ここの学校退校するんだ!」

と、嬉しそうに彼は言った。

「オー!よかったなー!おめでとう!」と笑顔で答える半面、

ちょっと寂しかったのが本音だった。

コーネリアスは本当に真面目な生徒で、与えられた仕事は的確にこなす少年だった。

ただ、勉強は苦手だったようだが、その分職業訓練にひたむきに取り組んでいた。

キベラマラソンをはしる1ヶ月前に、毎朝グラウンドで練習していると、

いつも練習に付き合ってくれて、もう一人の生徒ヘンリーと一緒に走ってくれた。

そんな思い出が、脳裏をよぎった。

いつも活動している放課後サッカークラブでも、

周りの仲間をまとめあげ、本人は優秀なボランチプレーヤーだった。

去年11月に青少年活動隊員で企画したハートにシュートのサッカー大会では、

やはりボランチとして大会に出場し、得点王として立派な成績を収めた。

そんな彼が退校するということで、お互いの連絡先を交換した。

明けて今朝、いつもどおりに学校に行くと、

コーネリアスが出発の準備を終えて迎えの車を待っていた。

が、コーネリアスの他にも4名が退校することがその場でわかる。

中には、向かいの更生学校で活動するまさるくんの教え子もいた。

彼の名前はスパイク。

スパイクと話をしていると、「まさると話がしたい。」というので、

まさるくんに電話をかけて、スパイクと話をしてもらった。

そのあと、何か餞別でもあげられないかと、自分の鞄の中をあさってみるも、

出てきたのは、トイレットペーパーとメモ帳だけ。

5人の子どもにあげられないし、あげるもんでもない。

おまけにカメラも忘れたので、ダッシュで家に戻ってカメラと餞別を取りに行く。

スパイクともう一人の少年キマニはセカンダリスクールに進学するというので、

赤ボールペン1本とさらの鉛筆3本をそれぞれに渡した。

あとで、消しゴムもあげればよかったと後悔した。

コーネリアスと、アグリー、ムスングは高校に進学せず、

これから仕事を探すというので、

普段持て余しているTシャツとカッターシャツをあげた。

就職活動に役立ててもらえたらいいと思う。

彼らが去ったあとの今日の昼休み。

いつもどおり、子どもたちを集めてギターを弾きながら

ゆずの「また会える日まで」を一緒に歌っていたが、

今日はなんだか、物思いにふけりながらの歌練習になってしまった。

リリースされた少年たち
同僚、少年と自分


あすから彼らは激動のケニア社会を自分の力で生き抜いていかなければならない。

せめてもの願いは、二度と更生学校に戻ってきて欲しくないことだ。

更生学校を出た子どもたちが、貧しくて、苦しくて、つい犯罪に手を染めたり、

ストリートに戻ってしまったりすることはよくあることだ。

犯罪に手を染めるな、というのは綺麗事なのかもしれない。

ストリートにもどるな、というのも綺麗事なのかもしれない。

本当は、子どもたちにそうさせてしまう社会というのが良くないのだが、

それでも、彼らと生活を共にした1年以上の時間の中で、

スポーツや授業を通して、自分が彼らに伝えたことが、

彼らの頭の片隅に少しでも残っていて欲しいと思ってしまう。


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Posted on 2012/01/19 Thu. 21:22 [edit]

category: ボランティア活動

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